塩釜市(塩竈市)の紹介

塩釜市は宮城県の太平洋岸のほぼ中央、仙台市と日本三景松島の中間に位置しています。

“塩作り” を地名の由来にもつ、宮城県塩釜市

「塩竈」とは、海水を煮て塩をつくる竈(かまど)を意味しており、この竈のある場所として有名になったことから地名になったといわれております。
毎年7月4日~6日には、御神釜(四口の神釜)で有名な御釜神社(おかまじんじゃ)で「藻塩焼神事(もしおやきしんじ)」が行われます。
竈に鉄製の平釜を乗せ、海藻(ホンダワラ)を用いて濃度の高い塩水を作り、これを煮詰めて塩を作る工程が儀式として再現されます。
古代の製塩方法を伝える神事として宮城県の無形民俗文化財に指定されており、この神事で作られた塩は鹽竈神社(しおがまじんじゃ)の神殿に奉納されます。

鹽竈神社(しおがまじんじゃ)

鹽竈神社は、奥州一の宮として1,200年の歴史を誇り、御釜神社は鹽竈神社の境外末社のひとつです。
古くから大漁祈願、海上安全、安産の神として信仰を集め、初詣には全国各地から50万人を超える参拝者が訪れます。
本殿や拝殿などは国の重要文化財に指定されています。

塩釜市は生鮮めばちまぐろの水揚高『日本一』

世界四大漁場の一つ、三陸沖をかかえる塩釜魚市場は、遠洋、近海でとれた新鮮な魚が豊富に水揚げされます。
塩釜で水揚高が多いのは、本まぐろ、めばちまぐろ、びんなが(びんちょう)まぐろ、きはだまぐろなどで、とりわけ生鮮めばちまぐろは日本一の水揚高を誇ります。

寿司屋店舗数も『日本一』

笹かまぼこ、揚げかまぼこなど魚肉練り製品の生産も日本一を誇りますが、1平方キロメートルあたりの寿司屋店舗数、人口あたりの寿司屋店舗数も日本一となっています。
塩釜水産物仲卸市場では約150もの店舗が並び、新鮮なまぐろや三陸の海の幸をはじめ、珍味や加工品などの様々な食材が卸価格で購入できます。

『竈』と『釜』

塩竈市の『竈』の字については、21画と画数が多く書き方も難しいとのことで、『竈』と『釜』の両方を使用することが認められています。

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