塩辛ができるまで

創業半世紀の歴史をもつ当店を代表するいか塩辛の製造工程をご紹介します。
『いか』を選ぶ
上が市販されている一般的ないかのサイズで、下が当店で使用している標準サイズです。 三陸産の真いかを使用しています。

《 粗切り 》
①身を開きます。
②中の内臓や異物を、きれいに抜き取ります。
③取り出したいかの「腑(ふ)」です。この腑の鮮度が塩辛の味を左右します。いわば塩辛の命!
④開いた身を5センチ四方に切ります。
《 いかの洗浄・殺菌 》
①いかの身を下洗いします。
②水で洗いながら、細かい異物を取り除きます。
③殺菌後、重しをして一晩脱水します。
《 いかを塩揉み 》
①身の部分を、さらに細かく切ったものです。
②「塩竈の藻塩」と「天日塩」を合わせたブレンド塩を加え
③よく揉み込みます
④かごに移して重ねると浸透圧によって水分が出ていきます。重しをして一晩脱水します。
⑤こちらはいかの腑。
⑥腑を絞って皮を取り除き、滑らかなペースト状になりました。
⑦酸化を防ぐために空気に触れないよう密封し、一晩寝かせます。
⑧天日塩を、乾煎りしている様子です。乾煎りすることによって、まろやかな味になります。
《 仕上げ 》
①いか・腑・塩竈の藻塩・調味料等を混ぜ合わせ、さらに空気を入れます。塩辛はかき混ぜればかき混ぜるほどおいしくなります。
②容器に充填しマイナス30℃で急速冷凍することで、できたての美味しさをそのままお届けします。
大量生産をせずに、手間を惜しまず一品一品ていねいな商品造りをしています。
安心してお召し上がりください。